疲れやすさの原因は「肩甲骨」にあった?肩甲骨と疲れの深い関係性を解説

結論:「休んでも疲れが取れない」原因は肩甲骨が動いていない

  • 睡眠時間をしっかりとっているのに疲れが取れない
  • デスクワークで肩がガチガチ、慢性的な肩こりに悩んでいる
  • ちょっと動いただけで首や肩が重だるくなる

今回は、こんな人に向けた内容です。

私もかつて猫背姿勢が原因で、首や肩の疲れが溜まりやすくその疲れからくる頭痛などに悩まされてきました。そして、その原因は、「肩甲骨の動き」が悪くなっている可能性が高いです。

このブログでは、骨盤の中立位、背骨、肩甲骨の可動性の3点の身体構造を整えることができれば疲れやすい身体を疲れにくい身体に変えられるという理論です。

今回は疲れやすさと肩甲骨の関係性について解説します。

自己紹介

努力と根性だけで大学野球明治神宮大会の4番打者に登りつめた元肥満体型の私。プロ入り選手の「疲れない・痩せている・上達が早い」という特徴に衝撃を受け、引退後、医療従事者の妻と出会い、身体構造と運動機能を学びました。その秘密が骨盤を土台とする構造にあることに気づき、『疲れず、痩せて、上手くなる』をテーマに情報を発信中です。

なぜ肩甲骨が疲れやすさと深く関係しているのか?

肩甲骨の可動性が疲労、自律神経、姿勢に大きな影響を与えているから

肩甲骨の可動性が低いと、首、肩の筋肉が緊張し、疲労、自律神経の乱れ、姿勢の乱れを招きます。

肩甲骨が動かない

  • 背中側の関節(胸椎や肩甲胸郭関節)が硬くなる。
  • 肩の動きを代償して首・肩まわりの筋肉(僧帽筋・肩甲挙筋など)が働きすぎるため、首、肩がバキバキに緊張する。

②筋肉が緊張する

  • 常に肩がすくんだような状態になり、血流が悪化、疲労物質が蓄積する。
  • 慢性的な首、肩こり、それが原因で頭痛を発症する原因となる。

③姿勢が崩れる

  • 巻き肩・猫背姿勢になりやすく、肋骨が下がり、呼吸が浅くなる
  • 浅い呼吸が原因で睡眠の質が低下する。

④自律神経が乱れる

  • 首や肩の筋緊張が交感神経を優位にしやすく、リラックスできなくなる。そして慢性疲労感、集中力低下にもつながる。

まとめると、

肩甲骨が固まって動かない→首、肩の筋肉が緊張→姿勢、自律神経、酸素供給量が悪化→疲労感

というように慢性的な疲労感を招く負のスパイラルに陥ってしまうのです。

逆に、肩甲骨を正しく動かせるようになると

  • 呼吸が深くなり酸素がしっかり供給される
  • 無駄な緊張が減り、余計な筋力を使わなくなる
  • 姿勢が整い、インナーマッスル活性化→全身の筋肉を使えるようになる
  • 血流・リンパの流れが改善 → 自律神経、睡眠改善

これは疲れにくい身体のベースであり、食事や運動以上に大切な「構造」なのです。

「肩甲骨が動き出したら」劇的に疲れにくくなった話

私は、大学時代まで野球を続けていたので、本来普通の社会人より体力があるはず、それでも、なぜか疲れやすいという悩みを持っていました。

当時は深く考えることもなく、「自分は疲れやすい体質なのか」と半ば諦めていましたが、医療従事者の妻の

その疲れ、姿勢と骨格の問題じゃない?

という一言で、一変しました。

そこから私は「疲れやすさの根本原因」に向き合うことになり、そして見えてきたのは、肩甲骨の可動性であることでした。

なぜ肩甲骨がカギだったのか?

実は、子供の頃から20年以上、骨盤が後傾していて猫背体型だったため、肩甲骨が機能しづらい状態でした。その結果、背中の主用部分の背筋などが使えておらず、疲労は首、肩に集中し、呼吸は浅く、自律神経も整いづらかった為、いつまで経っても疲労感が拭えない状態だったのです。

肩甲骨の可動性を高める為に

結論〜ストレッチポールを活用したエクササイズが有効

私は、肩甲骨の可動性を高めるステップは、

  • ステップ1 胸椎の可動性を高める
  • ステップ2 胸郭全体の可動性を高める
  • ステップ3 結果的に肩甲骨の可動性が高まる

その理由としては、胸椎が柔らかいと、胸郭全体の可動性が上がり、結果として胸郭を土台としている肩甲骨の可動性が高まるからです。

なぜストレッチポールが有効なのか

  • 仰向けで乗るだけで普段丸まって固くなっている背骨が伸ばされ、胸椎を伸ばすことができる
  • 胸椎を伸ばすことができれば、助骨が開いて胸郭も広がる
  • ポールに乗るだけで、肩甲骨が自由に動かせる状態を作れる
  • 筋肉の緊張が抜けて肩甲骨本来の可動性が回復しやすくなる
  • ポールの不安定さで軸を保とうとすることで、胸椎、肩甲帯背中の深層筋を刺激するので、肩甲骨の可動性と安定性を高めることができる

このように、「胸椎の可動性を上げる」「肩甲骨を連動させる」ことを意識してストレッチポールのエクササイズを始めると、肩甲骨が機能し始め

  • 日常生活で首、肩への負担が減った
  • 呼吸が深くなり、睡眠の質が上がりスッキリ朝起きられるようになった
  • 身体が連動するようになり、仕事中や通勤中の階段などもシャキシャキ歩けるようになった

「休んでも疲れが取れない人」がやるべきは、まず肩甲骨の機能を取り戻すことからです。

まとめ:疲れにくさを作るために、まず“肩甲骨”を整えよう

疲れにくい身体を手に入れるためには、「気合い根性」や「ハードなトレーニング」以前に、骨盤を中立位に保つ、背骨、肩甲骨の可動性を高めるという身体構造を整えることが最重要です。

その中でも、今回解説した肩甲骨を機能させる(可動性と安定性を手に入れること)は疲労蓄積・疲労解消を分ける鍵です。

私が使っているのはストレッチポールというアイテムですが、これは「痩せるために肩甲骨を整えたい人」にとって、かなりコスパが良い道具だと思っています。
正直、他の方法(整骨院などへの通院1回約千円)を試してきた中でも「一番続いて効果を感じた」のはこれでした。

ストレッチポールは5年以上使用していても破損はありませんし、1万円の物を購入したとしても

 月額 約167円

これだけで姿勢改善や疲労軽減、痩せ体質が狙えるなら、破格の投資と言えます。

もちろんストレッチポールに限らなくても構いませんが、まずは背中を開く感覚を知ることが最初の一歩です。

今日の夜、5分だけストレッチポールや丸めたバスタオルに仰向けになってみてください。
「あ、肩甲骨が落ちた」感覚が出れば、それだけで身体は変わり始めます。

一緒に疲れにくい身体を手に入れられるように頑張りましょう!

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