- なぜかずっと周囲に比べて疲れやすい…
- 運動する余裕や気力がなくてどんどん太ってしまう…
- 一生懸命努力してもスポーツが上達しにくい…
このような悩みを持っている方に向けた内容の記事です。
自己紹介

努力と根性だけで大学野球明治神宮大会の4番打者に登りつめた元肥満体型の私。プロ入り選手の「疲れない・痩せている・上達が早い」という特徴に衝撃を受け、引退後、医療従事者の妻と出会い、身体構造と運動機能を学びました。その秘密が骨盤を土台とする構造にあることに気づき、『疲れず、痩せて、上手くなる』をテーマに情報を発信中です。
結論から言うと、このような疲れやすく、太りやすい、運動も上達しにくいこの負のループには原因があります。それは、骨盤・背骨・肩甲骨が整っていないということです。
かつて骨盤が後傾し、猫背姿勢で、疲れやすく、カロリー超低燃費、連動しない身体だった私が骨盤・背骨・肩甲骨を整えることの重要性を説明します。

この骨盤・背骨・肩甲骨 の3つは身体機能の中枢であり、連動性のキモです。
ここが安定すれば、末端の手足に無駄な力み・エネルギーロス・不均衡な動作がなくなり、動きはスムーズになります。
そして、効率よく身体全体を使えるので代謝は自然と上がり、疲れにくくなる。
すべてのパフォーマンス向上の起点になります。
無駄な筋肉の使い方が減り「疲れにくくなる」

疲れやすいメカニズムとしては、身体の中心の背骨、肩甲骨、骨盤が機能していないことで、例えると、
- 骨盤が安定しない→ 下半身が身体を余計な力で支える
- 骨盤が前傾し過ぎる→反り腰で腰に負荷がかかる
- 骨盤が後傾し過ぎる→猫背で膝に負荷がかかる
- 背骨、肩甲骨が硬い → 姿勢を保つだけで力が要る、動きが限定的になる、呼吸が浅くなり酸素供給が減る
という常にどこかしら負荷をかけた状態になるということです。
姿勢と代謝が整い「痩せやすくなる」

姿勢が崩れると、筋肉の活動バランスが崩れます。
例えば、「骨盤後傾+猫背」では、おへそ下辺りのインナーマッスル(腸腰筋など)が働かず、脂肪を燃やすべき筋肉がサボる状態になりがちになるので、ポッコリお腹(いわゆる洋梨体型)になりやすい傾向になります。
しかし3点が整えば、
- 骨盤が中立(前傾、後傾の中間)に保たれる→ お腹・お尻(腸腰筋、臀筋などの大きな筋肉)が自然に使われる
- 背骨、肩甲骨がしなやかに動く→ 身体の中で一番大きな背筋が使われやすくなる、呼吸が深く代謝が上がる
つまり、「自然に脂肪が燃える体」へと切り替わるのです。
動作の精度が上がり「上手くなる」

運動が苦手な人の多くは、生まれ持った「感覚(センス)」ではなく「身体の構造」が崩れています。
たとえば野球のスイングやランニングでも、
- 背骨が猫背のままだと、肩甲骨、骨盤が機能せず腕だけでバットを振ることになる
- 骨盤が後傾のままだと動きづらく、足の筋肉のみに頼って走ることになる
この状態では、どんなに練習しても筋肉に頼った力任せの動きしかできません。
しかし、骨盤・背骨・肩甲骨の3点が整うと、
- 身体の主要部分が連動して動くので、末端の手足に無駄なく力が伝わる(末端の力みが不要)
- 身体の中心からの力の伝達がスムーズになるのでしなやか、かつ、力強い動きになる
- まるで、身体の中心から手足の末端まで電子回路がすべて正しくつながって電気が一瞬で流れるように注ぎたい力を正確に出せるようになるです。
これこそが、いわゆる
「運動神経が良い人の動き」
の正体です。
よって、運動神経は才能ではなく、背骨、骨盤、肩甲骨の連動性=構造の整備で作ることが可能というわけです。
私が「疲れやすく痩せにくい運動が上達しにくい身体」から抜け出した方法とは?
大学野球で見えた限界
私は、自己紹介の通り大学まで野球を続けましたが、
- 周囲は自分よりも疲れを溜めずにパフォーマンスを発揮している
- しかも運動をやめた方が太るという謎
- 練習量に比べてどんどん上達していく
それに比べて私は、
- 足腰に疲労が溜まりやすく(翌日なかなか起きれないレベルの筋肉痛)
- 運動をやめた途端に即4、5キロ太る
- 毎日練習しないと感覚が鈍ってパフォーマンスが低下
なんとか大学までは続けることはできましたが、プロ野球、社会人野球は断念。
そして引退後、医療従事者の妻からのアドバイスで骨盤、背骨、肩甲骨の土台作りを始めてみると世界が変わり始めました。
骨格トレーニングで人生が変わった話
私は妻のアドバイスに従って、骨盤、背骨、肩甲骨を整えるエクササイズやトレーニングを始めました。
- 毎朝ストレッチポールで骨盤などを整えるエクササイズ
- キャット&カウなどの背骨中心のエクササイズ
- 壁逆立ち、ブリッジ(できるまで半年かかった)
- プランクを中心とした体幹トレーニング
すると、次第に一つ一つの動作でも身体全体を使えている感覚がわかってきて、今では、
- 運動後の足腰の負担が大幅に減少
- 運動量が極端に減った今でも10年間体重の増加なし
- 動きの連動を感じることができて、少ない努力量でハイパフォーマンスを発揮できるようになった
と私が指をくわえて羨ましいと思っていたプロ野球、社会人野球の世界に行った選手のような感覚を体得できるようになったのです。
まとめ:全ては身体構造から始まる
今回の記事は、疲れやすさ、太りやすさ、運動の上達には、構造を整えれば改善させることができるというものです。
- その出発点が、「骨盤・背骨・肩甲骨」の3点セット
- これらを使えないと局部に疲労が一点集中し、疲れが溜まる
- 姿勢崩れからの代謝の低下
- 全身の連動が使えず、運動パフォーマンスの低下
- これらは全て繋がっているから逆に「疲れず」「痩せて」「上手くなる」人もいるということ
- そして正しい努力を積めばこれらは手にできるということ
この3点を無視してダイエットやトレーニングをしても、結局は遠回り。
まずこの3つを整えることで、あなたの体は確実に変わりはじめます。一緒に頑張りましょう!